暗夜行路

広島女学院大学図書館のNです。

年末年始の間に読んだ本の中に、志賀直哉の「暗夜行路」がありました。

中でも有名なのが、主人公謙作が最後に一人で訪れる大山での風景描写。
記憶を頼りに書いたとは思えないほどの現実感と自然美です。

さて、この小説。
人物にだけ注目して話を追うと、ヒドイです。(良い意味で)

主人公の時任謙作は、まぁ何と言うか……。
自分勝手で独りよがりな彼のことを、批判的に見てしまう人も多いと思います。

女中のお栄の行動に、少しモヤッとした気持ちになります。
もうちょっと考えてから行動しましょうとお伝えしたい。

謙作の妻である直子については、御気の毒ですねと言ったところでしょうか。
いや、自業自得と言える部分もありますが。

謙作の祖父に関しては、本当アンタ何やってんの!と言いたい。
でも、祖父の行動が無いと小説が成立しないから、そこはありがとう!

※全て筆者の個人的な感想です。

でも、近現代の文学ってこういう感じ多くないですか?

※重ねて申し上げますが、個人的な感想です。

そして私、こういうのに現代人の視点でツッコミを入れながら読むのが好きなんです。
「今ならあり得ないぞ!」といった具合に。

皆さんも、自分が楽しい視点を見つけて読書してみてください。

「暗夜行路」(913.6/Shi)の文庫本は、地下1階86棚の文庫・新書コーナーにございます。

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by libfriends | 2018-01-14 09:00