6歳の6月6日

広島女学院大学図書館のNです。

皆さんは、芸事は6歳の6月6日から始めると上達すると言われていることをご存知ですか?
今回は、そんな6月6日に関連する話をしたいと思います。
※今回の記事は、駒沢女子大学HP内の「なるほど!?日本文化」2012年6月14日の記事(http://www.komajo.ac.jp/uni/window/japanese/ja_column_20120614.html)を参照しています。


なぜ6歳が良いのかは、世阿弥の『風姿花伝』の冒頭「年来稽古条々」で次のように書かれていたことが由来と言われています。

一、この芸において、おほかた、七歳をもてはじめとす

どうやら、習い事を始めるには数え7歳(つまり満6歳の年)がもっとも良いってことらしいです。

では、なぜ6月6日なのか。
どうやら2つほど説があるようです。

①歌舞伎説
 上記のような「6歳に稽古を始めると良い」という考えが歌舞伎の世界にも浸透し、台詞に反映された際に「六歳の六月六日…」という六続きの言い回しが使われるようになったんだとか。

②指の形節
 指を使って数を数える時に手の平を開いた状態から指を折って数えていくと、6の時に小指が立つ形になる。
 転じて、「小指が立つ」→「子が立つ」→「子供の独り立ち」という意味になったことで「6歳の6月6日」が良いとされたらしい。

どちらの説にしても、縁起を担ぐことが多い日本らしい考え方で楽しいですよね。

世阿弥の『風姿花伝』は、2階39棚にある「古典を読む 17 風姿花伝」(918/Kot/17)に収録されています。
また、BF文庫・新書コーナー86棚にある「同時代ライブラリー 272 風姿花伝」(773/Bab)にも収録されておりますので、こちらもどうぞ。

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by libfriends | 2018-06-06 09:00