ハーモニー

広島女学院大学図書館のNです。

先日、私室の積読本の中にあった1冊を読んだのですが、この本が当館にも所蔵されているようなのでご紹介。
私、伊藤計劃作品が好きなんですよね。

「ハーモニー」
伊藤 計劃 著

2019年、アメリカ合衆国で発生した暴動をきっかけに全世界で戦争と未知のウイルスが蔓延した「大災禍(ザ・メイルストロム)」によって従来の政府は崩壊し、新たな統治機構「生府」の下で高度な医療経済社会が築かれ、そこに参加する人々自身が公共のリソースとみなされ、社会のために健康・幸福であれと願う世界が構築された。(wikipedia引用)

「WatchMe」という恒常的体内監視システムによって病で死ぬことのないユートピアが構築された世界。
同氏著の「虐殺器官」のその後とも取れる舞台で、霧慧トァンが出す答えとは。

世界とは。
人間とは。
幸福とは。
自分を自分たらしめるものとは。
病で死ぬことのないユートピアの中で「生きる」とはどういうことなのか。

壮大な世界観の中に、今この時と繋がる可能性を感じさせるリアリティ。
読みだすと止まらないので、その勢いで駆け抜けていった後に、じっくり振り返ってみてください。
また、当館2階32棚にある「虐殺器官」(913.6/Ito)を読んだ後に読んでいただくと、面白さ倍増です!

「ハーモニー」(913.6/Ito)は、地下86棚(文庫・新書コーナー)にあります。

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by libfriends | 2018-11-08 09:00